シリーズ最終回後のスタジオセットに集まったマーク・マツモト、小川真樹さん、Bento Expoチーム
メディア

日本の家庭料理を世界のテレビへ

Bento Expo

弁当をさまざまな料理に応用できる食事の枠組みとして伝えた、共同ホストとしての9シーズン。

放送局
NHK WORLD-JAPAN
放送期間
9シーズン、2016〜2025年
放送地域
160カ国以上
担当
共同ホスト

番組の形

NHK WORLD-JAPANが制作した「Bento Expo」は、世界の視聴者に弁当文化を紹介する番組です。2016年のパイロット「Bento: The Global Lunchbox Project」に出演し、その後2025年3月の最終回まで小川真樹さんと共同ホストを務めました。

9シーズンにわたり、レシピ、実用的な技術、視聴者から寄せられた弁当、日本と海外のストーリーを紹介しました。NHK WORLD-JAPANを通じて160カ国以上に放送されました。

カメラの前で調理、実演、試食、インタビューを行い、弁当を上手に詰めるための料理と実用面の考え方を説明しました。

二つの異なる視点

真樹さんと私は、同じ弁当に異なる強みを持ち込みました。真樹さんは、かわいい工夫や見せ方で弁当に個性を与えました。私は料理の技術と、数時間後にふたを開けてもおいしそうに見える詰め方の仕組みに重点を置きました。

たとえば、虹のように多くの色を使って見た目と栄養のバランスを整えること、小さな箱に隙間なく詰めて中身が動かないようにすること、葉物の仕切りで空間を無駄にせず料理を分けることです。食感、温度、残り物の活用、台所から離れても料理がおいしく保たれるかも考えます。

この二つの視点によって、弁当の創造性と実用性の両方を伝えられました。

世界で応用できる枠組み

視聴者から寄せられた弁当は、この形式の柔軟さを見せました。食材や料理文化は違っても、持ち運べる食事を栄養豊かに、経済的に、コンパクトに、楽しく作るという課題は共通しています。

弁当を決まった日本料理の組み合わせとしてではなく、ほぼどんな料理にも応用できる食事の枠組みとして紹介しました。日本の文化的な背景を大切にしながら、それぞれの地域で手に入る食材に使える原則を伝えました。

放送期間中、真樹さんとUltimate Bentoを共著しました。85のレシピを組み合わせて25種類の弁当を作る構成で、2020年グルマン世界料理本大賞を受賞しました。

実際に変わること

番組は、日本の弁当をそのまま再現することを求めずに、弁当文化を世界の視聴者へ紹介しました。持ち運ぶ食事を、より彩り豊かに、バランスよく、コンパクトに、自分らしく作るための柔軟な考え方を伝えました。

テレビ出演、インタビュー、掲載実績はメディアページで紹介しています。